小学校で習う学習内容 理科編

 

小学校学習指導要領(平成29年告示)理科編

【教科の目標】

(1)自然の事物・現象についての理解を図り,観察,実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。

(2) 観察,実験などを行い,問題解決の力を養う。

(3) 自然を愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度を養う。

 

各学年の学習内容

3年生

・自然観察・昆虫と植物

・電気を通すもの

・太陽の光

・ものの重さ調べ

・磁石の性質を学習

4年生

・植物の働きと仕組み

・空気と水の性質

・天気、気温、温度、体積

・電気の仕組みと働き

・星、月、太陽の動き

・人の身体の仕組み

5年生

・流水の働き

・魚、植物の生態

・植物の発芽、成長・生き物の誕生

・天気の変遷・雲、台風の動き

・ものの溶け方

・電流

・てこの原理

6年生

・地形、土地の変化

・人と動物の身体とそのくらし

・液体の変化・熱による変化

・いろんなものの燃え方

・濃度と結晶

・音、光の性質

・溶解度

・地球の動き

・太陽系

・月の満ち欠け

・血液の流れ

・力の向き、つり合い

・気体の性質

・生き物の呼吸、排出

・水溶液

・火山、地震

・浮力、圧力

・植物の葉と日光からの影響 

 (補足情報)

中学受験では生物・地学・化学・物理の4分野が出題されます。

一応参考程度に4分野それぞれの内容も書いておきます。

・生物   植物、動物、人体、進化

・地学   太陽、月、星、天気、川、地層と岩石、環境問題

・化学   水溶液、気体、物の燃え方、状態変化

・物理   力とばね、てこ・滑車・輪軸、ふりこ、電気、磁石、音と光、熱

 

・生物分野は知識の暗記がメイン。(ただ中学理科よりも暗記量が多い)

 

・地学分野は地球の自転と公転による太陽と星座の見かけの動き、また月の公転による  満ち欠けなど天体の動きを理解することが大事。

・化学分野は気体や液体を覚える。水溶液の濃度や中和滴定、気体の発生量を求める問  題はよく出ます。濃度の計算は、算数で扱う食塩水問題と同じです。溶解度に関する  問題では、表やグラフから溶け残りを考える必要があります。

・物理分野は覚えることが他の3つに比べると少ないですが、その代わり計算問題が多 いです。計算問題でよく出るのがばねの伸びや浮力、てこ・滑車・輪軸の問題です。  高校物理まで踏み込んだ勉強ができると楽になります。(力の図示・力のつり合い・   モーメントのつり合い)

 電気と磁石は、直列回路と並列回路の違いや、右ねじの法則などを理解することが必  要です。