久しぶりの更新失礼します。
大学入試の個別試験(前期日程試験)を受けた受験生の皆さんお疲れ様でした。
公立大学では中期日程と後期日程、国立大学では後期日程がまだありますので全ての受験が終わったわけではありませんが、とりあえず労いの言葉を書かせていただきます。
前期日程試験の合格発表日は、公立大学は3月1日から3月10日までの間、国立大学は3月6日から3月10日までの間で発表されます。
受験生によっては前期・中期または前期・後期それか前期・中期・後期と様々なバリエーションで併願をしている人もいるので、前期の結果次第ではまだまだこれからが正念場の人もいるかと思いますが、体調に気を付けて頑張ってください。
それから首都圏の中学受験は落ち着きましたが、コロナで失業者が増えたり収入が減る世帯もあったせいか、そのような様々な社会情勢も影響していると思われますが、首都圏の受験者数は特に東京は少し増えたそうです。
偏差値上位校の出願者数が増えること、それと大学の付属校の出願者数が増えることは昨年から他の進学塾の先生方も予想しておりましたが、概ねその通りになりました。
理由は簡単で偏差値上位校は医学部進学率それに東大・一橋・早稲田・慶應などの進学率が高く、それにより就職時のアドバンテージになると思っている親御さんが多いことや将来や未来に対する不安が高まっていることでより安定を求める親御さんが増えたことがあげられます。
(実際の就職活動においてはエントリー時点で企業側が大学別に優遇したりはじいたりすることはゼロではないと思いますが、どのくらい影響するかは受ける企業によって全然違ってくるとは思います。だから影響がないとは言いませんが、偏差値上位大学に入ったから安心ともいえないことは親御さんは理解しておく必要があります。結局、企業内で活躍する人は人間力に富んでいる人が多いのでは?と勝手な個人的意見です。)
それから、大学の付属校の出願者数が増えた理由は、内部進学があるところも多いので(定員は設けられてますが)そのまま大学に進学してほしいと思っている親御さんが増えたことが影響していると思われます。
特にGMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)を受ける受験生のレベルが上がったことで合格することが難しくなったことが要因です。具体的には例年だと早慶を受けても勝負できるような受験生も明治に流れたり、GMARCHのそれぞれの看板学部(偏差値で言うと65前後)に出願するなど実際にありました。
これはコロナの影響で安定志向のマインドになったことで本来なら偏差値60後半から70くらいの受験生が勝負をするのではなく、より合格の可能性が高い大学を受けるという流れです。
つまり、偏差値65前後の大学の学部を受ける層にとっては例年よりも競争が激化し、経済的な理由で浪人という選択肢も躊躇するご家庭も増え、より安全に安定的に大学進学を望む親御さん・受験生が多くなっていると予想します。
どういう視点でみるかで評価が変わってくるのでこれが良いことかどうか分かりませんが、大学側としては学業優秀な生徒が多く入ってくるのでプラスですし、本人にとっても就職後に学歴や学閥が重要なドメスティックな業界に就職しなければさほどのマイナスは無いと思います。
コロナの影響は今年も続くでしょうから、今後さらに激化するかもしれません。
講師の方もさらに気を引き締めて生徒に向き合わないといけませんね。
それでは、本日はこの辺で失礼いたします。
また、当ブログに寄っていただけたら幸いです。