小学生におすすめの教材⑤

 

本日の都内は風が強かったものの晴天に恵まれました。

個人的には少し暑いかなという印象でしたが、外仕事の方は汗だくで本当に大変そうな様子でした。

まだまだ暑い日が続きますが、コロナだけでなく熱中症にも気を付けて過ごしていただければ幸いです。

それでは、本日も紹介していきます。

塾講師が紹介する小学生におすすめの教材

学研まんがでよくわかるシリーズ

今回は、学研さんのまんがでよくわかるシリーズを紹介します。

こちらは、学校のカリキュラムに沿った教材ではありませんが、とても子供の知的好奇心をくすぐるものになっていると思います。

小学校の社会の授業でも世の中の仕組みや具体的な職業や仕事について、社会科見学なども含め学ぶ機会がありますし、理科の授業では物の仕組みや成り立ちなどを科学的な視点で学びますよね。

さらに今だと、夏休みの自由研究などで子供たちはさまざまな物事について、子供なりに調べてレポートを書いたりしているのも見受けられます。

こちらのシリーズはさまざまな世の中のことについて学べる本になっています。

ほぼすべてがマンガになっていて、子供からすると興味をもちやすく、知らない世界を垣間見ることができるので、こういうちょっとした経験の積み重ねで子供の知的好奇心を育てることになると思います。

中身についてですが、たとえば銅やセメントなどの材料系で作られている世の中のものを知ることが出来たり、こうや豆腐やパスタなど料理について書かれていたり、作業車や家電製品など普段よく知らない機械の仕組みであったり、商社などのお仕事に関するものだったりと多岐にわたりシリーズ化されています。

お子さんが興味持ちそうなものが1つはあると思います。

このシリーズは100を超える数が出ています。

こちらのシリーズはアマゾンや楽天などで商品がほぼないのですが、安心してください。

学研キッズネットというサイトで100以上無料で最後まで読むことが出来ますのでよろしかったらリンクを張っておきます。

kids.gakken.co.jp

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まとめ

まとめの文章を考えたときに、子供の知的好奇心と今の世の中の情報過多について少し書きます。

最近の世の中はインターネットやSNSなどにより情報があふれています。

こんなことをいうと年齢がばれますが、私の子供のころはインターネットがあるかないかぐらいのときでして、パソコンの値段が今より高いこともあり、全世帯のパソコン普及率も低かったですから基本情報収集と言ったらテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・書籍・口コミなどが主でした。

しかも、当時ネットを見る側に対してのネットリテラシーの教育も学校教育では薄い冊子程度の内容しか授業で行われず、ネットの情報の信憑性も今より低いものでした。

もちろん全部の情報を信じてしまうような方は当時からいましたが、、、。今の世の中これだけ情報があふれていて昔より子供が情報や知識に触れる機会が格段に多くなっているにも関わらず、子供たちの興味の幅は個人差はかなりあるとはいえ、あまり変わってないように思います。

というより、個人的には狭いなと感じることが多くあります。

業務上、親御さんに家庭でのお子さんの過ごし方を聞く機会が多くありますが、かなり毎日のやることが固定化されていて、生活リズムという点においては素晴らしいことですが、それによる弊害もあることに気が付きました。

特に、子供にとって毎日学校に行き、家に帰ってからゲームをしたりYOUTUBEの動画をみたりして、そのあとに曜日ごとのいつもの習い事をしたりと、友達と外で遊んだりディスカッションすることが減り、習い事によっても違いますが親・先生以外の大人と接する機会がかなり減っていることを感じました。

これは文化人類学でいうところの冗談関係(ジョーキング・リレーションシップ)というものでして、社会的な関係を安定化させる効果がありまして、こういう学びがないまま育つとあまりよくないことは想像に難くないですよね。

塾講師として習い事を否定しているのではありませんが、毎日曜日ごとに習い事にどっぷりつかっていることを子供たちから聞くたびに、自分の中でやってる業務と子供たちの将来についての個人的な想いの間で矛盾を抱えてしまうこともあります。

話を戻しますと今のゲームやYOUTUBE動画は子供にとってまた皆さんにとっても、とても刺激的で依存性が高いので、生き物を見て感動するとか星を見て宇宙について考えるとか自然物に対して感じる感受性が鈍くなっている気がして危惧しています。

ただ、ネットが悪いわけではありません。このブログもネットがなければ成立しませんし、現代人には欠かせないものです。要は使い方や距離感の問題です。ネットの良い点も多くあります。

たとえば受験に絞って考えても今だとネットによる情報交換で塾内部のカリキュラムや実際の対応・塾の本音など実際に通わせていた親御さんらの情報もあり手に入れやすくなりました。30年40年前は大手塾が顧客のほとんどを独占状態でしたし(ほかに情報が入りずらい環境だったので仕方ないですが、、、)お客様本位でサービスを選べる状態かといわれると必ずしもそうではなかったように思います。

塾側としては顧客の奪い合いという厳しい状況にさらされることもありますが、サービスの質の向上とより広い受験層に向けてサービス展開をするなど、利用されている方には良い環境になってきたとはいえると思います。(十分かと言われればそうではないかもしれません)

今回紹介した本についても子供たちにとっては刺激の弱いものなのかもしれません。

しかし、一見地味で当たり前なこと(知識を入れたりじっくり考えたりすること)が自ら考える能力を高めることにつながると信じています。

今の子供たちと接していて、ゲーム攻略について話したりするのも頭を使うことになるのでいいけど、目の前で働いている人や物の仕組みや社会の成り立ちなどについてまったく興味を抱かず疑問も持たずに素通りし、その恩恵だけを享受する姿をみて背筋がぞっとする思いもあります。

このまま大人になったら私の世代みたいになるのではないかと、、、。なんとか、時には取捨選択し情報を自らあえて制限して深い思考にもっていけるような人間になってくれることを願って日々仕事に邁進しております。長々とすみません。最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もよければ当ブログに寄ってもらえると幸いです。では、また^^