中学校学習指導要領(平成29年告示)理科編

 

中学校学習指導要領(平成29年告示)理科編

【教科の目標】

自然の事物・現象に関わり,理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもって観察,実験を行うことなどを通して,自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

 

(1)自然の事物・現象についての理解を深め,科学的に探究するために必要な観察,実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。

(2)観察,実験などを行い,科学的に探究する力を養う。

(3)自然の事物・現象に進んで関わり,科学的に探究しようとする態度を養う。

 

各学年の学習内容

1年生

・力・圧力

・光・音

・物質の状態変化

・水溶液

・植物の体のつくり・動き

・植物の種類

・生物の観察

・火山・地震

・地層の重なり・歴史

2年生

・電流・磁界

・物質の成り立ち

・化学変化

・化学変化と物質の質量

・動物の体のつくり・働き

・生物の細胞

・動物の種類

・生物の変遷と進化

・気象観測

・天気の変化

・日本の気象

3年生

・運動の規則性

・力学的エネルギー

・科学技術の発展・利用

・自然環境の保全

・水溶液・イオン

・酸・アルカリ

・生物の殖え方

・遺伝の規則性・遺伝子

・生物の環境

・自然と災害

・科学技術の利用

・天体の動き

・地球の自転・公転

・太陽系・恒星

(補足情報)

中学理科は座学プラス実験とより生徒の能動性が試されるようになります。

単純な暗記は、あまり理科に興味がない生徒でも量をこなすことでカバーできますが、考察が求められる問題がでるとお手上げな生徒もまあまあいます。(国語の読解力も重要)

正直、こんなこと親御さんに対して面と向かっては絶対に言えませんが、いままで興味もなかった理科を中学生になっていきなり興味をもったり好きになったり得意になったりする生徒はいるにはいますが、我が子にそれを望むことがいかに現実離れしていることか考えてほしいのです。

というのも、学習やその子の興味・関心はあくまでいままで育ってきた環境(環境因子)と個人因子に影響されるからです。個人因子も親・兄弟・友人・先生・いままで出会った人に影響を受けるので、少なくとも生まれてから中学入学時までの12年間の蓄積があるのです。もちろんその中には悪い習慣や考え方(価値観)も含みます。

だとすると、12年間で形成された蓄積(自我とでも呼びますか)を短期間または1つのキッカケで変えるのは、または変わるのは至難の業です。

なので、今現在中学生で苦手だと思っている生徒には、理科の単元の中でも比較的解ける単元をまずは徹底的にやらせ自己肯定感を高めさせなおかつ苦手科目または苦手な単元に対する抵抗感(ハードル)を低くします。ここから、突破口にしようという一つの提案です。なので、このやり方が絶対ではありません。

バランスよくやらせたい親御さんからは反感を買うこともありますが、本人のやる気や自己肯定感が低い状態でいくらやらせても効果が低く無駄です。

あくまで個人的意見なのでスルーして頂いても問題無しですw。

一応2つほど理科の学習まとめサイトのリンクを貼っておきます。

中学理科の学習

中学理科 ポイントまとめと整理 | =現役塾講師が独自のノウハウ・独自の視点で教えます!=